2013-03-24

Lubuntuで複数のdropboxアカウントを使う

2つのDropboxアカウントを同時に運用してみました。まずはLubuntuで。

ネット上の情報を参考すると、1つめのアカウントのインストールが済んだあとに、インストール先ディレクトリを指定して2つめ以降のアカウントをインストールすることで実現するようです。

1つめのアカウントは、特にインストール先ディレクトリを指定していませんので、
/home/ユーザ名/Dropbox にインストールされています。
2つめのアカウントを
/home/ユーザ名/Dropbox2 以降にインストールしてもいいのですが、VirtualBox等のゲストと共有したり、MacをホストにVirtualBoxのゲストで動作させているLubuntuなどで共有フォルダの階層を合わせやすくするために、

~/kyoyu/1BOX/ … 1つめのDropboxアカウントの使用フォルダ
~/kyoyu/2BOX/ … 2つめのDropboxアカウントの使用フォルダ

という階層をつくります。

まずはデフォルトのインストール先(~/Dropbox)で運用している1つめのDropboxアカウントの移設です。

あらかじめ移転先のフォルダを作成しておきます (~/kyoyu/1BOX/)

パネル上のアイコンをクリックして「Dropboxの基本設定」を開いて「詳細」タブを選び、「Dropboxの場所」の「移動」ボタンをクリックします。

ここで ~/kyoyu/1BOX/ を指定すると、~/kyoyu/1BOX/Dropbox以下にDropboxの使用フォルダが移ります。

【2つめのアカウントのインストール】
まず、インストール先のフォルダを作成しておきます (~/kyoyu/2BOX/)

HOME=$HOME/kyoyu/2BOX /usr/bin/dropbox start -i

でインストールを開始します。セットアップが完了し、~/kyoyu/2BOX/Dropbox 以下に2つめのアカウントのファイルが同期していれば、ひとまずマルチアカウントのインストールは完了ですが、ログインし直すと2つめのアカウントが起動していない状態になってしまいます。
HOME=$HOME/kyoyu/2BOX /usr/bin/dropbox start
をターミナルから入力して起動してもいいのですが面倒ですので、起動コマンドだけのシェルスクリプトファイルを作って、このシェルスクリプトに対応するデスクトップファイルを作成して自動起動フォルダに置くことで解決します。

ホームフォルダに以下の内容で「dropbox-2BOX.sh」というファイルをつくります。

#!/bin/bash
HOME=$HOME/kyoyu/2BOX /usr/bin/dropbox start

作成したら実行権限をつけておきます。

次に、デスクトップファイルの作成です。
PCMANFMでアプリケーションフォルダ(/usr/share/applications)を開いて、その中のDropboxのデスクトップフォルダを一旦デスクトップにコピーし、これをleafpad等のエディタで開いて編集します。

[Desktop Entry]
Name=Dropbox-2Box
GenericName=File Synchronizer
Exec=/home/ユーザ名/dropbox-2BOX.sh
Terminal=false
Type=Application
Icon=dropbox
Categories=Network;
StartupNotify=false

のように変更して保存。できたファイルを  ~/.config/autostart に置いて再起動して、無事2つめのDropboxアカウントが起動できていれば成功です。










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